Vol.20
2018年03月19日


昨日、妹とチャリティーコンサートに行き そのパフォーマンスの素晴らしさに感動。
押し寄せる熱い想いと 止めどなく流れる涙が溢れてきて魂が清らかになる時間だった。

『今日は、来て良かった』
今日は二人だけでくる流れだったんだね。数日の寒さのせいで、朝から体調不良だったがギリギリまで様子を見て出掛けた。わたしはいつもついてる!ありがたい。

いつもそうなんだ。一見切ない 大変な状況でも 最後は良い流れをいただく。
日頃の行いが良いんだな(笑)

いつもありがたいなぁって思えるのは 身体がちゃんと動いてくれたからだ。
往復三時間の道のりは 重度障害者のわたしでは、かなり苦しい。

でも、妹が運転してくれて 鞄を持ってくれて 道案内してくれて 声かけてくれて いつも隣で 気にしてくれてるから わたしは 楽々していられるんだ。

『今日、杵でお餅ついてきて 無理したら左肩が痛いよ!』と明るい笑顔で話す妹の横顔が とても輝いていた。
妹も大変な思いをしてコンサートに付き合ってくれたのだから ふたりで楽しめて 本当に良かった。

ふとっ気がついた。
今まで、わたしが間違ってた。
今まで、わたしが変だった。
今まで、わたしが馬鹿だった。
今まで、わたしが妹を一番知らなかったんだ。

今日のパフォーマンスに感激して あんなに涙を流していた素直で、心が綺麗な妹。
今まで、一番理解できていなかったのはわたし。
一番、感謝していなかったのはわたしだったって気がついた。

帰りの車中で『ごめんね。わたしが悪かったよ。許してね。』と涙がポロポロ流れた。
『なんで泣くの?お姉ちゃんがいてくれるだけでいいんだよ。だからそんなこと言わないで!今までは何も出来なかったけどこれからは、もっと頑張るよ!』そんな妹も また泣いていた。

妹は いつの間にか、頼りになる姉御になっていた。 賢い女性になっていた。無償で施せるようになっていた。穏やかで健やかになっていた。

いやっ いやっ 昔から そうだったんだよね。
損得を考えず 欲がなく どんな人にでも 分け隔てなく 無償で奉仕できる妹だったんだ。
じぶんを犠牲にしてきた健気で優しい妹だったんだ。

今日のチャリティーコンサートに参加して気がついた。気づかされた。今、気づいた。ようやく気づいた。愚かなわたし。 でも今日、気がついて良かった。 気づかないまま死んだら後悔してたなぁ。

いつも一緒にいてくれて わたしの傍にいて、屈託のない笑顔で どんな頼みことも快く引き受けてくれる。そんな妹の存在に感謝が足りなかった。

今日も、たくさんの気付きと学びがあり その環境をいただけた そこに生きていられたことに感謝だ。

今日も生かされて 今日も頑張って生きていれて良かった。
改めて、与えられた素敵な奇跡と 素晴らしい必然的な出来事に 感謝、感謝なのだ。

糸魚川市在住
二代目高橋竹山様
https://www.chikuzan.jp/

追伸
高橋竹山さんは、やはり島道鉱泉と繋がっていた。
喜作で 繊細で キラキラと清らかなオーラを放ち とても素晴らしいエネルギーを持ち合わせていた素敵な女性だった。

コンサート中は 涙がボロボロ流れてきた。

初代 高橋竹山様の目の不自由の話、二代目高橋竹山様の三味線の響きが、瞽女さんと重なり 異次元の世界に浸った時間だった。

キラキラはるみ