March 21, 2018
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~近くに存在する修験道の巻~
Vol.22
2018年03月21日
じぶんの気持ちが晴れないときは 何をしていてもつまらない。訳もなく泣きたくなったりイライラしたりふいに切なくなったりする。
東京生活も3年を過ぎた頃 家の事情で 地元 糸魚川市に帰るか、帰らないか考えていたときは さすがに参ったことを覚えている。
寝れない日が続き 精神や身体の疲れも重なって 夜な夜な、金縛りになることが多くなった。仕事中、人影がうろうろ、後ろ髪を引かれ、何かを言いたいような気配を感じて 毎日、苛立ちとモヤモヤを隠すのに苦労した。
決心が鈍る原因は、都会暮らしが合っていたことと、仕事が楽しかったこと、将来を約束していた相手がいたこと
自己犠牲に見える行為も じぶんのために使わされたことと捉えたら納得がいく。
でも、その当時は じぶんの楽しみや喜びを奪われてしまうのではないか?という闇がわたしの意識や身体を覆っていた。
にんげんごとで、考えると すぐ行動できない。
でも てんごとで感じると自然にわかる。
案の定、悩み、迷ってしまい具合が悪くなり 持病の気管支が悲鳴をあげ 体調不良で 仕事が出来なくなり 渋々 泣く泣く 実家に帰った。
体調を崩したのは わたしが行動しないでいたからだと気がついたのは 地元に戻ってからのことだった。
わたしの人生は いつもそうなんだ。愉しいことと辛いこと、嬉しいことと淋しいこと、面白いこととつまらないことが 交互にやってくる。
今までは そうだった。
でも、7年前に 島道鉱泉に帰ってきてからは違った。
楽しい 嬉しい 面白い 喜び 癒し 幸せな気持ちで、満たされている。
今まで生きてきた 毒が出切ったから 愛しいひとがいるから いろいろな理由がある。
心の傷も身体の傷も じぶんのための勲章。いろいろなことを乗り越えてきた証。
まだはっきりしないけど まだスッキリしないけど まだなんとなくだけど きっとそうだ!と感じる。
島道鉱泉は山奥、バス停まで 徒歩30分 わたしの足なら 軽く一時間はかかる場所に位置している。
バス停からの道のりは川が流れ田んぼがあり人や車はたまにしか出合わない。
そんな修験の道を歩いて 最後が難関の坂道。見上げるとどこまで続くかわからない木々の生い茂る坂道が聳え立つ。
深呼吸したら 空気が変わるのが分かる。風を肌で感じながら 自然界の中に挑んでいくイメージ。
『坂道を運転できれば 試験なんて必要ないなぁ~』と他界した祖母がよく笑いながら言ってたなぁ。
わたしの人生は いつも何かの流れに乗り 宛もなくさ迷う。流れ流れて どこかか分からないところに辿り着く。人生は浮き草のようなものだ。
スイスイ流れて、いつもちょうど良い時期に、ちょうど良い感じで、行きたい目的地に到達する。
それは 波瀾万丈か? 波乱万丈か?わからないが
一件 大変なことが 実はじぶんの生きることには必要なことが多い気がする。
じぶんの気持ちひとつで じぶんの心根ひとつで、どんなことも、どんな状況もあ天の配剤なんだと思うことができる。
わたしは幼少期から 目が不自由で 呼吸機能障害で闘病生活をしているが、病気だという意識がなく 他の人と違うだけなんだと冷静に考えている。
性格が かなりしつこく だいぶキツく 結構淡白で 意志が強いので 病気でも 大丈夫だと思う。でも もし健康な身体で 目がよく見えていたら 優しさや甘さや穏やかさは少なかったと思う。
だから 病気をして良かった。原因不明で治療方法がわからない病気でも、まだ、こうしていられるから。こうして、生きていられるから。
根本は、悲しいことや辛いこと 苦しいこと 切ないことがあっても その状況は いつまでも続かないって 信じてるからだと思うけど やっぱりまわりに支えてくれる存在がいるから強くなれるのだと思う。
魂は 何らかの役割をもってこの世にきたとしたら
その役割が何なのかを知れたら わたしは 魂の役割を果たせる環境を与えられたらわたしは、迷わず それを選ぶ。
にんげんごとで見れば なんてつまらないこと
てんごとで視れば なんて面白いこと
どんなことがあっても
生きていればいいんだ!
生きていれば何とかなる!
生きていれさえすれば何かを成し遂げられる!
わたしは まだ 生きる。
幼少期 夢描いたことを現実にするまで 生きる。
じぶんの目的を果たすまで 生き抜くんだ。
じぶんが じぶんらしくキラキラと輝いて
じぶんの まわりにいる存在が キラキラと耀いて
それぞれの魂の役割を知り その役割が何なのかを確信し それに沿って行動できれば 見たことも感じたこともない現実がやってくる。
今日も じぶんの役割を確認して
今日も じぶんの大切な存在のために働く
今日も 天の配剤を素直に受け入れ
今日も 心からの感謝で終わる
与えられた全ての環境に感謝、感謝なのだ。
キラキラはるみ