March 4, 2018
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~闘病生活の闇の巻~
Vol.5
2018年03月04日
6歳の7月からの、入院から 翌年、4月に県内の養護学校付の病院に移転
7歳のわたしには、何時まで続くか 予想のつかない闘病生活が始まった
わたしが出会ったなかで、一際 印象に残っている人は 同室だった 9歳の彼女
毎朝 わたしの頬を叩いていた彼女は 元気にしているだろうか?
闘病生活の苦しさを 発散させていた彼女は まだ 生きているだろうか?
叩かれる理由が へんてこりんな彼女
『笑顔が、気に入らない』『みんなと、愉しそうにしてる』『看護婦さんに優しくしてもらった』『わたしより先に寝た』とか やたら わたしに 突っかかる
当時の病院は、建物が古く 蚊帳を掛けて寝ていた 洗剤もコンパクトのタイプではなく ビックサイズを使用
蚊帳を切られたり バケツいっぱいに洗剤を入れられたり パジャマを捨てられたり
看護婦長に怒られたとき 『わたしがしたんじゃありません』と言っても ぜんぜん、聞き入れてもらえず、母親にまで 電話したのには、ビックリ!! だった(笑)
悪質な悪戯の相部屋の 彼女に
『わたしの蚊帳が切られてたんだけど 何か、知りませんか?』
『古い病院だから 幽霊の仕業じゃない? 』
『バケツいっぱいに 洗剤が 入っているのは?』
『病院で、死んだ人のたたりじゃない?』
見えない世界を語って 答える彼女の横顔を今でも思い出す
そういえば、その歴史ある病院のグランドに聳え立つ ポプラ並木の一本に、首吊り自殺した患者がいたと 噂が あったけど、、、
真実は判らない
なんで 人は 自分のマイナスの気持ちを まわりに振り撒くのだろう?
なんで 人は ありもしない偽の話を 信じるんだろう
なぜ 人は 真実を知ろうとせず そのままにしてるんだろう
自分が この世に 何かの役割を持って 生まれてきてるとしたら
この時代に、生きて 存在してるとしたら
わたしは 何をしよう
わたしは、見えない世界と 見える世界の狭間で 揺れ動く 人を 誘導することしか出来ないなぁ
見えない世界を感じ、見える世界で確認する
今 想うと 7歳の頃の辛く、悲しく、切なく感じた経験は 全て 自分に与えられた出来事だったんだよね
今日も わたしと一緒にいてくれた人達に 感謝だなぁキラキラはるみ