Vol.32
2018年03月31日


夫が他界してからまもなく入院し、原因不明の発熱は、一週間続いた

あの頃は、霊が見える先生との関わりがあり、夫の怨念がわたしに取り憑いている話を聞いた。

病院での金縛りと痙攣は、日に日に増し、呼吸困難のわたしを死の淵へと引きずり込む勢いだった。

その時は、『わたしは死ねない。わたしは死なない。わたしは貴方の代わりに生き続ける。』

そんな言葉を繰り返しながら、胸の痛みと悪寒と吐き気で、毎晩うなされる夜が続いた。

『般若心経を唱えなさい』との指導をいただき

根性で 毎晩だだひたすら唱えたお陰か?いつの間にか体調も戻った。

この世でさ迷う魂の怨念は、分かる人にしか来ないのだろうか?

他界した夫とわたしの間のことは、2人だけしか知らない。

真実を知らない人は好き勝手のことを噂する。

でも真実はひとつだけ。

今のわたしが幸せなのは、現在の夫と、他界した夫が見守っていてくれるからだ

現在の夫は、特殊能力保持者だから時々、前の人はもう成仏してるね!と言う。

この世でさ迷う魂を行くべき場所へ導いている役目を担う夫は、ただ者ではない。

必然的に出会い、結婚したわたしたち。

『魂が共鳴した。神様に呼ばれた。山に呼ばれた。』

と不思議な言葉でメッセージする彼は、わたしのかけがえのない存在だ。

今日も一緒に過ごせたことに

今日も一緒に笑えたことに

今日も一緒に共感できたことに 感謝、感謝なのだ。

キラキラはるみ