~闇の先には光の巻~
Vol.7
2018年03月06日
~闇の先には光の巻~
闇がかりな彼女の一件は 実は 自分の闇だと 気が付いたのは それから 1年後の 新しい養護学校付の病院に 移った頃のことだった
わたしの悲しさ 寂しさ 苦しさと 同室の彼女の気持ちが重なり 金縛り 夜な夜な聞こえる 声の主などが 入り交じり
いろいろことを 現実化したのではないか?と 思ったのは、小学校中学年の角膜移植手術後のことだった
手術中は、螺旋階段を上ったり 下ったりを 繰り返している映像をみた
『全ては じぶんの中にある』
『全ては 自分で 発してる』
手術後 麻酔から覚め 激痛と一緒に
『今のままじゃ死ねない』
『自分の役割を果たすまで』
そんな、メッセージが 頻繁にきていたのが、小学校中学年
なぜか いつも、島道鉱泉の高台にある風景を思い出し 祖母が 作ってくれたブランコを 姉妹3人で 仲良く 遊んでいる姿や 高台の場所から見える山々や川のせせらぎを思いだし また、あの場所に帰りたい あの景色を 自分の目で見たいと
その思いだけが、あの頃のわたしの唯一の支えだった
検査と治療の繰り返し 薬の副作用に耐えるのが 大変だった でも、一日も早く 退院することを目標に どんな難しい検査も 辛い薬投与も 歯を食い縛りながら 我慢した
そのかいも虚しく 主治医から宣告される入院継続の話は 春めいた季節とは裏腹に、わたしの心を寒く凍らせるほど 切なかった
その直後は とても、笑顔でいられない
誰もいない 病院の中庭で 声を出して 大泣きした それでも 気が清まないときは 空に向かって 文句を言った
『わたし 絶対諦めないぞ~ 誰がなんと言おうと長生きしてやる!!!! 運命の人と 結ばれるまで、絶対 生きてやる~ 負けるもんか~ 覚えてろよ!!』と 肉声で 誰に対してか よくわからない 独り言を 思いっ切り 大きい声で 発していた
あの時の渾身の力を込めて 言い続けたことが 今日に繋がっていること、最近になり よく判る
特殊能力を持っている主人に出逢えたことが、奇跡
『俺といたら 長生きするよ』と、屈託なく笑う主人の笑顔に癒され と、同時に
なぜか島道鉱泉と重なる
ほっこり ゆったり 安心できる主人と 島道鉱泉が 繋がる
こうして 島道鉱泉ホームページで、発信するのも 何かの縁
わたしを 支え 励まし 助けてくれた主人をはじめ 家族のおかげ
いつも 笑顔で 一緒にいてくれる
今日も わたしと関わってくれた 全ての存在に感謝だなぁ
キラキラはるみ