~入院生活の楽しみの巻~
Vol.4
2018年03月03日
小学校を休み 入院生活が始まった
一般病棟 小児科の同室は 病気の重い同い年の子供達ばかり
毎日、朝の点滴は 看護師さん泣かせ
毎日 続く点滴で 血管が硬くなるため、朝から 蒸しタオルで 温める作業は、わたしには なんの慰めにもならなかった(笑)
看護師さんには 2パターンあって
『はるみちゃん~今日も、一回で 点滴、入れるからね~』の笑顔の素敵な人
『はるみちゃんの血管でなくて 嫌だわぁ~』としかめっ面の人
当然 前者は 一回で クリア
後者は 2回、3回、打ち続ける
そんな時は 決まって 大袈裟に泣く!
そうすると、主治医が 飛んできたっ(笑)
数回 針を指す 看護師さんは わたしのせいにする
他の看護師さんと 自分の違いを判ってない
でも、しかめっ面の看護師さんは わたしの点滴には来なくなる
点滴が 終わる時間は いつも 夕方
呼吸困難の時は 酸素をしながら ベッドの上で、用を足したものだ
はるみ『オシッコを止めることが 出来るよ~』
その入院生活での唯一の楽しみはというと、一週間に 数回の キャベツの千切りを食べることだった
気管支 肺 眼の疾患立ったので、食事制限がなくて 良かった
ただ、祖母の切る キャベツが 乱切りで いつも、喉につまり とても、食べずらかった
最初は 我慢して 食べていたが やっぱり苦しくて 食べずらくて 段々 切なくなってきて
自分で 千切りキャベツをすることに決め 思いきって 交渉してみた
案の定、最初は 断られ 次は 心配され その次は 無理だとか 止めておけとか お前には出来ないとか
でも、わたしは 諦めなかった
自分の目的を果たすために 粘り強く 交渉した
ついに、キャベツの千切りを 自分で 切れる日が来たときは 包丁を手に ガッツポーズしたものだ
とは言え 眼の角膜を剥がしているせいで 眩しさと ボヤけで、最初は 手探り状態
初めは ゆっくり 次は 徐々に その次は だんだんと 繰り返し 繰り返し 練習して ついに 納得いくものが出来た
数ヵ月後のわたしは、左手に点滴 右手に包丁
小児科病棟で 有名人になっていたのは、言うまでもない(笑)
誰がなんと言おうと 気にしないで、キャベツの千切りを 食べたい!
そんな思いが 自分を動かした
自分が やらなきゃ 始まらない
最初は、反対して 邪魔していた祖母も 誉めてくれた(笑)
病室の人達は 誉めてくれた
同じ部屋の子供達も、自分でやりたい! 自分で 出来る!が 広がった
みんな 笑顔だった
最初は 誰も 信じない
まして 経験していないことなんて
でも ほんとうのことを知ったら、黙っていられない
魂のほんとうの役目
6歳に、キャベツの千切りしていた 幼少期に 気づいていた気がする
今日も、見えない世界から エールをおくってくれる存在に
見える世界で エールを送ってくれる存在に
感謝 感謝 なのだっ
今日も 生きられて 良かった
2018年03月03日
小学校を休み 入院生活が始まった
一般病棟 小児科の同室は 病気の重い同い年の子供達ばかり
毎日、朝の点滴は 看護師さん泣かせ
毎日 続く点滴で 血管が硬くなるため、朝から 蒸しタオルで 温める作業は、わたしには なんの慰めにもならなかった(笑)
看護師さんには 2パターンあって
『はるみちゃん~今日も、一回で 点滴、入れるからね~』の笑顔の素敵な人
『はるみちゃんの血管でなくて 嫌だわぁ~』としかめっ面の人
当然 前者は 一回で クリア
後者は 2回、3回、打ち続ける
そんな時は 決まって 大袈裟に泣く!
そうすると、主治医が 飛んできたっ(笑)
数回 針を指す 看護師さんは わたしのせいにする
他の看護師さんと 自分の違いを判ってない
でも、しかめっ面の看護師さんは わたしの点滴には来なくなる
と、同時に わたしのストレスも無くなった(笑)
点滴が 終わる時間は いつも 夕方
呼吸困難の時は 酸素をしながら ベッドの上で、用を足したものだ
はるみ『オシッコを止めることが 出来るよ~』
祖母『そんなことしてないで、早くしろぉ~』 と、祖母に 怒られていた(笑)
その入院生活での唯一の楽しみはというと、一週間に 数回の キャベツの千切りを食べることだった
気管支 肺 眼の疾患立ったので、食事制限がなくて 良かった
ただ、祖母の切る キャベツが 乱切りで いつも、喉につまり とても、食べずらかった
最初は 我慢して 食べていたが やっぱり苦しくて 食べずらくて 段々 切なくなってきて
自分で 千切りキャベツをすることに決め 思いきって 交渉してみた
案の定、最初は 断られ 次は 心配され その次は 無理だとか 止めておけとか お前には出来ないとか
でも、わたしは 諦めなかった
自分の目的を果たすために 粘り強く 交渉した
ついに、キャベツの千切りを 自分で 切れる日が来たときは 包丁を手に ガッツポーズしたものだ
とは言え 眼の角膜を剥がしているせいで 眩しさと ボヤけで、最初は 手探り状態
初めは ゆっくり 次は 徐々に その次は だんだんと 繰り返し 繰り返し 練習して ついに 納得いくものが出来た
数ヵ月後のわたしは、左手に点滴 右手に包丁
小児科病棟で 有名人になっていたのは、言うまでもない(笑)
誰がなんと言おうと 気にしないで、キャベツの千切りを 食べたい!
そんな思いが 自分を動かした
自分が やらなきゃ 始まらない
最初は、反対して 邪魔していた祖母も 誉めてくれた(笑)
病室の人達は 誉めてくれた
同じ部屋の子供達も、自分でやりたい! 自分で 出来る!が 広がった
みんな 笑顔だった
目をキラキラと耀かせていた
最初は 誰も 信じない
まして 経験していないことなんて
でも ほんとうのことを知ったら、黙っていられない
魂のほんとうの役目
6歳に、キャベツの千切りしていた 幼少期に 気づいていた気がする
今日も、見えない世界から エールをおくってくれる存在に
見える世界で エールを送ってくれる存在に
感謝 感謝 なのだっ
今日も 生きられて 良かった
キラキラはるみ