Vol.235
2019年11月30


昔から住み慣れている場所でも、春夏秋冬の厳しさと素晴らしさを体感できるのは、やはり冬の季節です。

わたしの両親は、長い間、家屋を維持管理するために黙々と頑張ってきました。

私たちの世代になり、誰が跡を継ぐとか、誰が親の面倒を見るとか、誰が維持をしていくとか、誰が管理していくとか、、三姉妹がお互いに責任を擦り付けて来たような気がします。

今の時代は、長男、長女が伊恵をつぐとか、両親の面倒を見るとか、昔ながらの礼儀礼節や仕来たりや習わしがなくなり、なんだか残念な気持ちになります。

以前、姉がお嫁にいったときか、しばらくは姉を許せませんでした。

両親の悲しんでいる姿を近くで感じていたので、姉の無責任さに腹立たしさを感じていました。

でも今は、その気持ちが薄れてきました。

姉は姉なりに、わたしたち妹に対して申し訳ない気持ちがあることが判ったからでしょうか?

わたしは、今、幸せだから そう思えるようになったのかもしれません。

2012年に 糸魚川市に戻り、湯治場再建の決意をした頃から、わたしは、昔、ずっと昔、祖父母の時代の島道鉱泉に戻ればいいなぁと思っています。

祖父母の時代は、他人さまが一緒に暮らしていました。
他人さまが島道鉱泉の経営を切り盛りしていました。
他人さまが家族のように暮らしていました。

今の時代は、住む場所がない、仕事がない、親がいない、頼る人がいない、色々な辛い状況の方々がたくさんいらっしゃいます。

そんな状況に追いやられている方のなかで、島道鉱泉プロジェクトのお手伝いをしてくださる気持ちがあれば、他人さまでも一緒に暮らし、生活を共にすれば良いと思っています。

島道鉱泉プロジェクトは、たくさんの役目があり、役割を担っています。

また、たくさんの方々のお力が必要なのです!

『島道鉱泉をなくしてほしくない』
『こんな素晴らしい場所はないから続けて欲しい』
『いつまでも気軽に寄りたいから頑張って欲しい』

訪れる方々は、口々に色々なことを言ってくださいますが、、、現実問題、維持管理するための経済が必要なのです。

湯治場の最大の問題は経済力と人間力溢れる人材不足です。

何をするにもお金が必要ですし、お金だけで解決できれば助かりますが、自然界の中での島道鉱泉の秘境暮らしの管理は命懸けですので、それに負けない超人的な精神力が必要になります。

訪れる方々は、4月~11月の過ごしやすい時期に来られます。豪雪地帯でもあり、寒暖の差が街場とは違う12月~3月は、除雪作業員などの命懸けの維持管理が待っています。

2012年 わたし一人から始まった島道鉱泉プロジェクトも、おかげさまで今では力を貸してくれる仲間が増えてきました。

でも、まだ、まだ、足りません。

少しずつではありますが、着実に、堅実に形になっていますが、仲間になってくださる方々を募集しています。

わたしは、島道鉱泉の場所を次の世代に引き継ぎ、100年、500年、1000年先まで人が暮らして行ける環境を創りたいと思っています。

田んぼでお米を作り、畑で野菜を作り、人が助け合い、支え合い、生きていけるよう形にしていきたいです。

明日は、『第18回糸魚川かみさまセミナー』が開かれます。

一昨年から始まったセミナーも、早くも18回を迎えました。

支えてくださった事務局、参加してくださった皆様、そして無償で講師をしていただいている先生方、どなたひとりでもかけていたら、成り立たないセミナーでした。

今年は【精神論】や【感情論】などをテーマにセミナーを開催していましたが、来年からは、【経済論】【商売論】などの内容も考えています。

今日も、関わってくださる方々がいてくださり、協力してくださる方々がいてくださる。

わたしは、ひとりではないという嬉しさと喜びで満ち溢れています。

今日ある命は当たり前ではありません。

今日ある涙は無駄ではありません。

今日ある環境は じぶんにとって必要な出来事なのです。

今日も、元気でいられて、心の底から笑えて、本音で喋れたことがありがたいです。

改めてじぶんの置かれている恵まれた環境に感謝、感謝なのです。

キラキラはるみ


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